ちょっと一言

気の向くまま書き込んでいこうかな、と考えています。

歯科ポータブル レントゲンの主なパラメータ

歯科ポータブルレントゲン(携帯型デンタルX線装置)の主なパラメータは以下の通りです。

露光時間(Exposure Time): 露光時間は、X線を発生させる時間の長さを指します。一般的に、露光時間が長いほど得られる画像の品質は向上しますが、被曝(放射線被曝)量も増えるため、適切な露光時間を選択する必要があります。

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「写真の由来:Refine® VeRay ポータブルレントゲン 手持ちタイプのX線装置

管電圧(Tube Voltage): 管電圧は、X線管に印可される電圧を指します。管電圧が高いほど、X線のエネルギーも高くなり、より透過力の高い画像を得ることができます。一般的な歯科用透視装置では、一定の範囲内で設定可能な管電圧があります。

管電流(Tube Current): 管電流は、X線管から流れる電流の強さを指します。管電流が高いほど、より多くのX線が発生し、画像の明るさが増えます。適切な管電流を選択することで、被曝量と画像品質のバランスを調整することができます。

被曝量(Exposure Dose): 被曝量は、撮影時に患者に与えられる放射線の量を指します。被曝量は露光時間、管電圧、管電流などのパラメータによって影響を受けます。歯科ポータブルレントゲンでは、被曝量を最小限に抑えながら、適切な画像品質を得るために最適なパラメータを選択する必要があります。

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「写真の由来:歯科ポータブル レントゲン デジタルレントゲン BLX-10

フィルター(Filter): ポータブルレントゲンでは、撮影時に使用するフィルターを選択することができます。フィルターは、X線ビームのエネルギースペクトルを変化させ、画像品質や被曝量に影響を与えます。例えば、アルミニウムフィルターは、低エネルギーのX線を吸収して被曝量を減らす効果があります。

これらのパラメータは、歯科ポータブルレントゲンの設定によって制御されます。適切なパラメータ設定により、患者への被曝を最小限にしながら、診断に必要な画像品質を得ることが重要です。設定方法や範囲は、各機種やメーカーによって異なる場合がありますので、取扱説明書やメーカーのガイドラインを参照することをおすすめします。また、放射線被曝に関する法律や規制にも適合するように注意してください。